友井久美子(作詞家・ジャズバー経営）より こんなメールが届いた
＊＊＊＊＊＊＊＊
豪太郎、優勝おめでとう！！
つぶらな瞳から つつーっと一筋綺麗な涙
そのあと二筋目が自然に伝い落ちた
今日でやっと今までの日々を懐かしいと言える
期待してもらえなかった ４－１１ １２－３ ９－６ ７－８
くり返す角番 九六大関より悪い
優勝というステージは遠い
半月板 左肩 右手首 眼窩壁 怪我に泣けば言い訳になる
稽古 稽古 くさっても どうしても 何でも稽古
「また引いてしまいました。悪い癖が出ましたねー」 解説者からいつものお叱り
聞こえるファンの溜息 「稽古場では強いのに」
角番で迎えた今場所
期待されているのは稀勢の里 横綱昇進も掛かっている
蓋を開けてみれば隠岐の海
横綱大関を倒し快進撃
豪太郎も隠岐の海も白星を重ねてはいるけれど
上位をなぎ倒している隠岐の方が分が良い
「自分の相撲に集中するだけ。ただそれだけ」
七日目隠岐を破り単独トップ
浴衣姿の豪太郎の周りに日毎記者が増えて行く
何番かの「待った」 頬に緊張が透ける
一番また一番勝つ度 「よし！」と唇を真一文字に結ぶ
こちらも豪太郎の相撲を中心に一日が廻る
十三日目 日馬富士に勝てるか？
実質的千秋楽かな？ 気迫の睨み合い
捨て身の首投げ 勝った！！
十四日目 遠藤が負けて優勝が決まるのは嫌だ
遠藤が勝って豪太郎も勝って 決めて欲しい
そしてそのあと気持ちが切れて 千秋楽琴奨菊に負けるのも嫌だ
もう全勝しかない
千秋楽 やった！！！！
今まで思ってもみなかった優勝 それも全勝優勝
人は二等賞になれることはたまにある
でも一等賞は違う まして１００点満点の一等賞は
２０年前の可愛らしい豪太郎少年 わんぱく相撲での優勝インタビュー
大きなガーゼを眉に貼って 面影そのまま 細くて小さくてシャイな少年
いたずら坊主の風貌 本当は寡黙な努力家だったのか
テレビの前で正座して観ているあたしに
毎日万歳させてくれて ありがとう
夢見てみようかな 夢を見たくなった
親方は抱いた
優勝を決めた豪太郎を
デカイ豪太郎を子供のように抱いた
＊＊＊＊＊＊＊
11月九州場所が始まる
怪我だけを 気をつけて 一場所一場所 普通に普通に やるだけ・・・
（ブログ管理人）
